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【オリジナルレポート】 10年振りとなる単独来日公演『2am Concert 22 S/S in Japan』懐かしの自己紹介や数々の日本語曲も披露。「試練が今日全部終わったんじゃないかな」

Photo:  IEUM HASHTAG

8月17日(水)大阪・Zepp Namba 、19日(金) 東京・Zepp Hanedaで、2am 10年振りとなる単独来日公演『2am Concert 22 S/S in Japan』が開催されました。

バックバンドを従え数々の名曲はもちろん、日本活動時の楽曲やK-POPガールズメドレー、ソロステージなどを披露。4人のメンバーが織りなすハーモニーとソウルフルな歌声に、日本のIAM(2amのファン名)は酔いしれました。

今回ChoeChoeでは、東京公演2部の様子をレポートします。

客席では涙ぐむ人も。名曲の数々はもちろん、懐かしの自己紹介や日本語曲も披露

上下ダークグレーのスーツに同じ色のネクタイ姿で登場した2am。オープニングは昨年11月、約7年ぶりに完全体でカムバックした際のタイトル曲『Should′ve known(近くにいてわからなかった)』でスタートしました。
圧巻の歌唱力に加え10年振りとなる単独来日公演とあって、客席では涙ぐむ人も。

続いて日本語楽曲の『For You〜君のためにできること〜』を披露しました。

「僕たちは2amです」と挨拶した後は、「キラースマイル、末っ子ジヌンです」「やんちゃなリーダー、チョグォンです」「2amの三つ星シェフ、チャンミンやで」「イケメンのっぽさん、スロンです」と、それぞれが日本活動時に使っていたフレーズで自己紹介。
メンバー達からも「自己紹介、とっても懐かしいです」との声が。

その後は『電話に出ない君に』『誰にも渡せないよ』と、日本語楽曲が続きました。チョグォンが「久々に日本語で歌ったので緊張した」と言うも、「1部よりも感情が高ぶっているんじゃない?」とスロンにツッコミを入れられる程、堂々としたステージで客席を魅了しました。

また、日本活動時の印象に残っているエピソードについてトークが及び、
「日本デビューした時に、渋谷や原宿で2amのラッピングバスを見たこと」(チョグォン)、「(タイアップしていた)コンビニエンスストアでお弁当が販売されたこと」(ジヌン)など、当時を懐かしく思い出していました。

『Always Me』と『Birthday』を歌い終えると、「緊張してるから力が入ってるみたいで、1部のときよりたくさん汗をかいています。」とチャンミンが言うと、スロンが「だから僕たちのために皆さん、ちょっとだけ息を吸うのを少なくしてください。」と冗談を言い、メンバー達は大爆笑。
「久々に面白かった」「今年聞いた言葉の中で一番おかしい言葉でした」と言われていました。

その後は『どうしよう』と『Propose』を披露しました。

『Propose』 について、「2amの歌は別れの歌が多いので、結婚式でお祝いのような歌を歌おうと思って。でもこれ高音すぎて1人じゃ歌えないんですよ。」とチョグォンが言うと、スロンが「これは4人でしか歌えない歌なので、意味があると思います。」と、まとめ、会場からは拍手が沸き起こりました。

安定のトーク力も健在!K-POPガールズメドレーやソロステージも披露

今年6月に行われた韓国コンサートでも披露し、反応がとても良かったという、K-POP ガールズグループメドレー【『Next Level』(aespa)、『ELEVEN』(IVE)、『Rollin’』(Brave Girls)、『Dun Dun Dance 』(OH MY GIRL ) 】へ。着席しながら熱唱するも、『Rollin’』のサビ部分ではチョグォンが立ち上がり、得意のダンスを披露し会場を大いに盛り上げました。

続いては1人ずつソロステージへ。

スロンは日本の夏の夜が好きということから、ソロ曲『夏、夜 』、2amでずっとバラード曲を歌っているので、その恨みを一気に解放したというチョグォンは、Troye Sivanの『My My My! 』で破壊的なパフォーマンスを、チャンミンは宇宙少女CHOCOME に提供した楽曲『Super Yuppers! 』をロックバージョンで歌いハイトーンボイスを披露、ジヌンはバンド曲『Tricky』と『Will 』でギターを使ったステージを。4人4様のソロステージは2AMとは違う一面を見せ、客席を楽しませました。

ソロステージの後は、2amとしては珍しいダンスナンバー『With Or Without U』『 I did wrong(悪かった)』。

パフォーマンスが終わると「僕たちが10年前によくこの2曲を歌っていましたよね。その頃を思い出しながらやっていたんですけれども、僕たちもファンの皆さんも時間が過ぎたせいか、ジャンプ力が低くなっていますね。あの頃はよく跳ねていたのに。」スロンがコメントすると、チャンミンが「マスクが重いからですよね」とボケる一幕も。

再びバラード曲に戻り、『Confession of a friend(友達の告白)』『I Can’t(眠れない)』を披露しました。

「10年ぶりに日本で公演をして、こうやって皆さんに直接お会いして、とても幸せです。」(スロン)
「今回のミニアルバムを準備しながら、その時は日本に来るなんて想像もできなかったんですけれども、大阪や東京に来ることができて本当に嬉しいです。」(チョグォン)

メンバー達は久々の日本公演をかみしめながら『No good in good-bye(サヨナラなんて) 』を歌い上げました。

アンコールではスローガンを掲げるサプライズイベントも

アンコールではツアーTシャツに着替え、『愛の歌がRadioから』『Never let you go ~死んでも離さない~』を2曲続けて熱唱しました。

客席ではアンコール冒頭から「日本のIAMも2amを待っていました」と韓国語で書かれたスローガンを掲げるイベントが行われ、チョグォンは「本当に泣きそうでした。泣いているのがわからないように努力しました。」とコメント。感動している様子が伝わってきました。

「コロナのせいで、長い間僕たち会えなかったじゃないですか。日本のIAMが待っててくれるっていうのが本当に感動的でした。お互いに待つ時間がなく、しょっちゅう会える時が来るといいなと思います。僕たち2amも、日本のIAMと会えるのを待ってました。今日は楽しい時間を一緒に作ってくださって、ありがとうございました。」(ジヌン)

「僕も本当に本当に幸せを感じました。スローガンを持って “待っていました” という言葉が、とても心に刺さりました。この約2時間半の公演、僕たちは本当にたくさん準備を一生懸命しました。飲みたいお酒も飲めないし、早く寝なきゃいけないし、公演が終わるまではいつも緊張していました。
1曲目から最後まで日本語も韓国語も、本当に全部心を込めて歌いました。皆さんの心の中に1曲でもいいから残ってくれるといいなと思います。皆さんとまた日本で必ずお会いできたらいいなと思います。」(チョグォン)

「韓国で僕たちがコンサートした時は、日本の皆さんは来られない状況だったじゃないですか。今年中に会えるのかなって思っていましたが、こうやって会場に皆さんが足を運んで会いに来てくださって、本当にありがとうございます。
僕は10年前のいろんな姿が目の前に広がっているような感じがして、幸せだったり悲しかったり、そういう複合的な気持ちで歌った気がします。
時間が過ぎて色々なことも変わりましたが、皆さんが見つめてくれているその瞳が昔と同じだなと感じました。その皆さんからのエネルギーで、僕たちは歌をもっと上手に歌うことができるんです。
これからもそうやって見つめていただいて、僕たちはもっと一生懸命歌を歌いたいと思います。」(スロン)

「予想より長かったです。僕も皆さんと一緒に2amメンバーを待っていました。その間に僕が1人でも日本や韓国で活動すれば、また2amが復活できるんじゃないかなって思った瞬間もありました。”神様は乗り越えられる試練しか与えない”と言いますが、その試練が今日になって全部終わったんじゃないかなと思います。
これからの思い出は僕たちが作っていきますので、皆さんの応援と愛情が必ず必要な日になったと思います。これからも一生懸命、命をかけて歌いますので、皆さんの応援よろしくお願いします。」(チャンミン)

ラストは2008年に発売された韓国デビュー曲『この歌』で締めくくり、終演後、会場は大きな拍手と熱気に包まれました。

メンバーの兵役や事務所移籍などに伴い個人活動が中心となっていたものの、更にパワーアップして10年振りの単独来日公演を成功裏に終了しました。
歌の実力やパフォーマンスはもちろん、トークのキレも健在でした。

今後も更に進化し続けていく2amから目が離せません。

Text  : LALA

 

関連記事→【オリジナルレポート】イ・チャンミン(2AM)約2年振りの来日公演「皆さんと久々に会えてとても嬉しかった」

 

2am Concert 22 S/S in Japan

■2022年8月17日(水)
大阪:Zepp Namba
開場17:30 開演18:30

■2022819日(金)
東京:Zepp Haneda
[昼] 開場13:00 開演14:00
[夜] 開場18:00 開演19:00

 主催/企画:株式会社HIAN