CONCERT

【オリジナルレポート】イ・チャンミン(2AM)約2年振りの来日公演「皆さんと久々に会えてとても嬉しかった」

株式会社HIAN

5月4日(水・祝) 東京・BLACKBOX³ BRICKSTUDIOで行われた、イ・チャンミン(2AM) 『Fanicon Acoustic Live 2022 』(2部)に行ってきました。

イ・チャンミンは2AMやソロ活動をはじめ、ソンモ(元超新星)とDEEP TAKAとのボーカル・グループ・250(TWO-FIFTY)の活動や、最近では今年1月に宇宙少女(WJSN)のユニット、CHOCOME の2ndシングル『SuperYuppers!』の作詞・作曲・プロデュースを担当し、話題となりました。

会場はステージと客席の距離がとても近く、美術室のような落ち着いた雰囲気のセットで、アコースティックライブをするのにぴったりな場所で行われました。

イ・チャンミンは半袖Tシャツにミントグリーンのベスト、ベージュのパンツスタイルでギタリストの阿部玲と登場。

約2年振りの来日とは思えないほど、流暢な日本語でMCがスタート。

「5/1に行われたライブで皆さんと久々に会ってとても嬉しかったですが、久々だったのですごく緊張しました。1部と2部でだいぶエネルギーレベルが違い、1部は力を入れすぎてしまい変な声が出たらどうしようと心配でしたが、皆さんのおかげでいいパフォーマンスが出来ました。」

2AMのメンバーの話になり、「よくカカオトーク(日本のLINEのようなアプリケーション)で会話しています。みんな日本に来たがっていて、日本の皆さんに会いたいと言っています。日本に来たら3人で歌うから、チャンミン兄さんはMCで、と言われました(笑)」
「メンバー4人で日本で歌う日もくるでしょう。今みんなは韓国で頑張っています。詳しい情報はネットで確認して下さい」と言うと会場から笑いが。

「メンバーのみんなも頑張っているので、僕たちの気持ちにぴったりの曲です。」と『全力少年』(スキマスイッチ)でスタート。

「皆さんとおしゃべりするように進めていこうと思います。」ゆるやかな雰囲気のなか、いつものライブより声量を抑えてコントロールして、アコースティックライブは進行していきました。

「チャンミンにカバーしてほしい、おすすめの曲はありますか?」 との質問に、客席からはAIの『Story』やHYの『366日』がリクエストされ、客席のほとんどの人が曲名を『365日』と間違えていたのを『366日』と訂正する一幕も。

その後スタッフが間違えて照明を消してしまい会場が一瞬真っ暗になったとき、とっさに「Happy birthday〜」(5/1はイ・チャンミンの誕生日)と歌い、「あれ?ケーキは出てこないんですか?」と言うアドリブ力はさすがでした。

その後、『ウイスキーが、お好きでしょ』(石川さゆり)を歌い、まるでJazzバーにいるかのような錯覚を起こすほど、圧巻の歌唱力を披露しました。

「今後どんな活動をしてほしいか?」という質問に、「ミュージックフェアに出てほしい」「女性とデュエット曲を出してほしい 」「日本のオリジナル曲を出してリリースイベントをしてほしい」と次々とリクエストが出ました。「今後日本活動も頑張ってやっていきます」とのことで、客席は大喜び。

続いて、以前コンサートでも歌ったことのある平井堅の『even if』を披露。哀愁漂う歌声が会場に響きわたっていました。

MCでは、以前日本でミュージカル『三銃士』を公演したときの話になり、「今後ミュージカル公演や日本でもプロデューサー業もやりたいです。」と今後の展望を明かしました。

曲作りについては「朝のジョギング時や夜寝る前にひらめいたらすぐ録音します。夜中寝ていたときに一瞬起きて、曲がひらめいたのでそのまま録音してまた寝て朝起きて聴いたら何も録音されていなかった」という残念なエピソードや、「(作詞・作曲・プロデュースを担当した)『SuperYuppers!』という歌詞はないけど、愛の曲やちょっと悲しい曲などの歌詞を作るときは、皆さんに言いたいことを言っている瞬間がいっぱいあります。」と歌詞に関するエピソードも明かしました。

「カバーアルバムを制作する時にオススメされて最近好きになった曲です」と、小林明子の『恋に落ちて』を披露。

「海外に住んでいたので英語が上手いなと思って下さっても、それだけなので」と謙遜していましたが、英語の歌詞も流暢で、聴き惚れてしまうほど素晴らしい歌唱力でした。

来日できない2年間は日本語を忘れないか心配だったというイ・チャンミン。
「会話が一番勉強になるかなと思い、プロデューサーのDAISさんなどと色々な話を日本語で話しました。あとはNetflixで勉強しました。韓国ドラマ『今、私たちの学校は…』やアメリカのドラマなども日本語に変換して観ました。バラエティやアニメはテンポが速いので難しいです。昨日はアニメ『ワンピース』を観ました。」と、常に日本語を勉強しているとのこと。
その甲斐もあって、台本なしとは思えないほどスムーズなMCでした。

その後『さよならエレジー』(菅田将暉)を熱唱し、一旦会場からはけるも大きな拍手が沸き起こり、アンコールで再び登場。

韓国でもリメイクされて人気の『恋人よ』(五輪真弓)のサビの部分を韓国語で歌ったあと、日本語で歌い上げ、約1時間のアコースティックライブは終演しました。

“おしゃべり好きなチャンミン”と言うだけあってオール日本語のMCが面白く、また素晴らしい歌唱力と表現力で時間があっという間に過ぎました。

6月に韓国で2AMのコンサートが開催され(オンライン配信あり)、7月にはソンモ(元超新星)とDEEP TAKAとのボーカル・グループ 250(TWO-FIFTY)の東名阪ツアーで来日予定とのこと。

今後のイ・チャンミンの活動から目が離せません!

セットリスト<2部>

1. 全力少年
2. ウイスキーが、お好きでしょ
3. even if
4. 恋に落ちて
5. さよならエレジー

-ENCORE-
6. 恋人よ

Text:LALA

 
『250(TWO-FIFTY)~3rd ANNIVERSARY STRINGS TOUR~』

————————— 公演概要 —————————

<大阪公演>
2022年7月27日(水)@umeda TRAD
◇ 昼公演 開場13:00 / 開演14:00
◆ 夜公演 開場17:45 / 開演18:30

<名古屋公演>
2022年7月28日(木)@THE BOTTOM LINE
◇ 昼公演 開場13:00 / 開演14:00
◆ 夜公演 開場17:45 / 開演18:30

<東京公演>
2022年7月30日(土)@山野ホール
◇ 昼公演 開場12:00 / 開演13:00
◆ 夜公演 開場16:45 / 開演17:45
——————————————————————–

250(TWO-FIFTY) 公式HP https://dice.ne.jp/two-fifty