Photo: BIGHIT MUSIC Twittter @BIGHIT_MUSIC
■数々の苦労を乗り越えた過去
なんでもできてしまう黄金マンネ、ジョングク。ここまで順風満帆に来たと思われがちですがそんなことはありません。デビュー当初から苦労が多かったBTSですがジョングクも例外ではありませんでした。ここではいくつかご紹介したいと思います。
①13歳で親元を離れ、上京
BigHitに入ることを決めたジョングクは当時13歳※。練習生としてソウルに上京することになります。まだ中学生という若さで親元を離れるのはとても大変だったそう。それもソウルから遠く離れた釜山出身だったため簡単に帰ることができなかったのでは、と思います。(釜山は方言もありますし、全体的に空気感も違ったでしょうね…涙)そんな中で始まったデビューをかけた熾烈な練習生活…後にジョングクは、ソウルは見るものすべてが大きく怖かった。お母さんを思い出してコンビニの前でラーメンを食べながら泣いた、と話しています。
また、最年少だったジョングクは年上メンバーたちが寝た後にお風呂に入っていたなど、共同生活も大変だったそうです。
※韓国の歳は数え年のため日本とは年齢が異なります。ジョングクが練習生になったのは2011年6月と言われているので日本の年齢では13歳になりますが、韓国の歳では15歳となります。
②「君のダンスからは何も感じない?」ダンス留学
練習生時代、「君のダンスからは何も感じない」と言われ高校入学を1年遅らせてアメリカにダンス留学へ。
当時のジョングクはメンバーから見てもあまりダンスが上手ではなかったそう…今からは想像もつかないですね…留学を経て急成長したジョングクでしたが実はこんな話も…。
留学を機にダンスに目覚めたジョングクは練習生を辞めてダンサーになると言い出したそう⁉これにはメンバーたちもびっくり!すでにセンターを担う逸材だっただけに全力で止めたんだとか。(説得したのはジミンと言われています)辞めないでくれたことも、説得してくれたことも感謝しかないですね…いまやダンスライン3Jのメンバー、ジョングクはBTSのパフォーマンスには欠かせない存在です。
③デビューは15歳!センターのプレッシャー
BTSがデビューした2013年、最年少のジョングクはまだ15歳(韓国の歳で17歳)でした。一見、万能でひょうひょうとしているように見えるジョングクですが、社運を掛けたグループのセンターを任された当時は大きなプレッシャーを感じていたそう。「他のグループのセンターはイケメンで、歌もうまくて…僕は一体…」と思う一方で「そんな自分を変えられるのは自分しかいない」と決心してからはお風呂にいても何をしていても24時間を練習時間にしたと語っていました。元から持っていた才能に加え、多大なる努力の末にできた「黄金マンネ」だということがわかります。
④BTSから出ていけ⁉アウトタグ
デビューしてからしばらく経っても苦労は絶えません。デビュー当初からセンター、そしてメインボーカルを任されてきたジョングクはパートも多く目立つシーンも多数。そのため、これを面白くないと感じたファンなどはジョングクがBTSから脱退するよう要求する「アウトジョングク」や「outBTS」などの「アウトタグ」を使用するように。また、BTSはジョングク以外の6人でいいという意味の「Only6」などといった発言やタグも多く見られるようになったそうです。
BTSが歌番組で1位を獲得し、人気が上昇した2015年ころから増え始めたというこのタグや活動ですが、少なくとも2018年までは続いていたように感じます。(今もゼロではないかもしれません…)
この動きを本人たちが知らないはずもなく、いつしかジョングクはSNSから姿を消すように…また、ペンカフェに「ARMY、僕はまだ全然ダメですか?」と書き込み、自分はまだまだ未熟であること、これからも努力していくと書き込んだと言われています。とても心が痛む内容ですよね…
最近では少しずつ姿を見せることも増えましたが今でも頻度は少なめです。
個人的にはBTSは7人であり1人でも欠けたらBTSではないと思っています。そして、1人欠けることで心を痛めるのは他でもなくメンバーたち本人ではないかと思います。想像を絶する努力を続けてトップを掴んだBTS。誹謗中傷がなくなることを願うばかりです。
※ペンカフェとは…芸能人のペン(韓国語でファンの意味)が交流するオンライン上のページのこと。
■ヒョン(兄さん)たちに溺愛されて育ったジョングク
様々な苦労を乗り越えてきたジョングクですが、そんなジョングクを守ってきたヒョンたち。
幼くして親元を離れ、上京してきたジョングクを大切に育ててきたのがメンバー達。時には「何をしても可愛い」といいながらデレデレに甘やかしたり、力が強くて遊び盛りのジョングクを恐れながらも遊びに付き合ったりも。
一方、叱るときはしっかり叱り、困っているときにはアドバイスも送る本当の兄弟のよう。
間違った方向にいかないよう、たっぷりの愛情を注がれて育ったジョングクはファンだけではなく周りにも礼儀正しく、優しく育ちました♡
これからも元気で健康で育っていってくれたら、と思います!
■ジョングクもヒョン(兄さん)たちのことが大好き!
ヒョンたちから沢山の愛情を注がれて育ったジョングクですが思春期真っ只中にデビューしたこともあり人前に出るのを恥ずかしがるイヤイヤ期があったり、かなりの人見知りで有名でした。それゆえ心を許したメンバーにはちょっと生意気な一面もあり、それがまた可愛いんです!
ある時はメンバーの特徴を誇張した悪意あるモノマネを披露したり、ヒョンたちの冗談話を完全スルーしたり…メンバーもそんなジョングクが可愛くて仕方ない様子。
・Vのソロ曲「風景」とジミンのソロ曲「約束」でおどけるジョングク
https://twitter.com/BTS_twt/status/1090632208090460160?s=20
それも全てはジョングクもヒョンたちが大好きだから。彼のソロ曲「Begin」にはこんなエピソードがあったそうです。
ある日メンバー達で集まり、最近何か辛いことはないか?と話し合っていた時のこと。ジョングクは「自分は大変なことはない」「小さい頃に何も知らず契約したし本当に好きなことだから歌ったり踊ったりしたけど、自分と一緒に住んでいて手伝ってくれるメンバーたちが辛いのが一番辛い」と話したそう。
RM曰く、いつもジョングクに「何か辛いことある?」と聞いても「いや、大丈夫ですよ。僕、力も強いじゃないですか」と答えるそうですが、この時は「僕の大事なメンバーたちが辛いことが一番辛い」「他はいいけどメンバーたちには幸せでいてほしい。そしたら僕も辛くなさそう」と話したそう。
ジョングクと一緒に住んで4〜5年で初めて聞いた辛い理由が自分たちのことだと知ったメンバーたちは皆で泣いたそうです。
いつも感情を見せないからこそ皆を驚かせたこのエピソード。もしかしたら常に周りを思って明るく振る舞っていたのかもしれないですね。
この話をもとにRMが歌詞を書いたのがジョングクのソロ曲、「Begin」。ジョングクに沢山の愛情を注いでいるメンバーと、そのことをよくわかっているジョングクの関係性がよくわかる胸熱エピソードですよね♡
■BTSの末っ子!ファン思いのジョングクをこれからも応援しよう♡
ファン思いのBTSですがジョングクも惜しげもない愛情をファンに送ってくれるメンバー。そんなジョングクは「アポバンポ(日本語でARMYフォーエバー、バンタンフォーエバーの意味の略語)」、「アムヘンアル(日本語でARMYは何があっても無条件に幸せじゃないとダメ、わかった?の意味の略語)」など様々な造語を作ってくれることも!
また、最近のVliveではARMYのリクエストに応えて曲を披露してくれたり(その数がハンパじゃない!)、ARMYのために曲を作ってくれるというサービスも!
何があってもARMYを一番に思ってくれるジョングクは見た目や高い能力だけではなく、心まで素敵!これからも応援していきたいですね♡
◾️もっと知りたい方必見!ジョングクのソロ曲をご紹介
美しく抜群の安定感を持つ歌声にパワフルなダンスが加わった彼のソロ曲は必ず聞いておきたい曲ばかり。幼い頃にデビューした彼の成長を声やパフォーマンスだけでなく歌詞からも感じることができます。
① Begin(2016年”WINGS”より)
・Short film
・フルバージョン
ジョングクの話をもとにRMが歌詞を書いた曲。
“何もなかった 15歳の僕”
“世界はあまりに大きかった とても小さかった僕
想像もできない 香りもなかった 空っぽだった僕”
という歌詞から始まり、主人公が15歳(日本の歳で13~14歳)で釜山からソウルに上京したジョングクだということがわかります。そんな空っぽな「僕」を兄さん達が埋めてくれて「僕」ができた、というストーリー。
既にご紹介したエピソードの通り
”耐えられないyeah 泣いてる君 代わりに泣きたい できないけど”
“死にそうだ 兄さんが悲しいと 兄さんが辛いと 僕が辛いより辛い”
“you make me begin”
という歌詞が印象的。
ちなみにShort filmで雨の中登場する大きなキャンパスに描かれた絵はジョングクが描いたシュガの絵なんです。絵にも注目してみてくださいね~
②Euphoria(2018年”LOVE YOURSELF 結“Answerr“より)
・パフォーマンス
・フルバージョン
・MV(‘Euphoria:Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder’)
Euphoriaとは、「非常に強い幸福感」「多幸感」という意味。夢のような幸福に包まれた感覚が、少年と大人の間を彷徨う儚げで美しいジョングクの声で歌われた曲。スタジアムでの宙を舞うパフォーマンスも人気で強いフィジカルと青年美が可能にした唯一無二の一曲です。
③My Time(2020年”MAP OF THE SOUL : 7”より)
韓国語のタイトルは「時差」。幼くして芸能界に入ったジョングクは忙しなく10代を過ごし、早く大人になり過ぎてしまったように感じることがあるそう。また、BTSでしかできない経験をする一方で普通の生活をある意味諦めたジョングク。その諦めた時間があることで、どこか欠けた人間のように感じることや同年代とは違う時間を生きてるような感覚を「時差」に例えて表現したように感じます。彼の葛藤や心の奥底にある感情を感じることができる曲。
その他にも『Still Wuth You』などがあるので気になった方はチェックしてみてください♡
◾️ジョングクにハマったら!?おささえておきたいキャラクター2選!
①BT21
BT21はLINE FRIENDSとBTSが生み出したキャラクター。その中でジョングクが作ったのは…COOKYです。
②TinyTAN
〜TinyTANの世界観〜
”BTSメンバー7人が、可愛いキャラクターとして誕生しました!MAGIC DOORを通じて現実世界を行き来するTinyTAN。ある日突然魔法のように現れ、皆さまを癒す秘密の友達になってくれるでしょう”
https://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/tinytan/
ジョングクのキャラクターはこちらです!
※楽曲に合わせて制作されることが多いため、髪型などは都度変わります。
その他、SNSで彼らに言及する際にファンが使うアイコンがあります。ジョングクの場合は🐰(うさぎ)。食いしん坊なジョングクですが、大きな目でもぐもぐしている様子がまるでウサギのようで可愛いところからウサギになったようです。
これらのアイコンを使うことでジョングクと書かなくても彼のことだと分かるので是非使ってみてください♡
※ただしこれはBTS内だけで他のグループでも同じアイコンを使用することがあるためご注意ください。
さて、「魅力しかない⁉︎BTS(防弾少年団)のメンバーをご紹介」第七弾ではBTSの黄金マンネ、ジョングクをご紹介してきました。いかがだったでしょうか??
ここには書ききれないジョングクの魅力たち…気になった方は是非調べてみてくださいね♡
元からのポテンシャルもありながら、たゆまぬ努力が生んだ黄金マンネ、ジョングク。本人にしかわからない、たくさんの苦労を乗り越えてここまで来てくれたことに感謝しかありません!
ジョングクだけではなく、7人全員のキャラクターが素晴らしく、7人が生み出す相乗効果がまるで奇跡のようなBTS。
この記事をきっかけに皆さんが7人の魅力にハマってくださったら嬉しいです。
「魅力しかない⁉︎BTS(防弾少年団)のメンバーをご紹介」メンバー紹介を読んでくださった皆様、ありがとうございました。
TEXT by:amiko
韓流歴10年以上。BTSにハマりLoveMyselfに目覚めてからは歯科矯正を始め、韓国語を猛勉強。韓国に関わる仕事に転職するなどBTSで人生変わったオタク。
SNS: Instagram @amiyuko2
マイペースにBTSのSNSを訳してアップしてます!