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世界最大級のKカルチャーフェスティバル「KCON 2022 Premiere in Tokyo」が5月14日(土)と15日(日)の2日間、幕張メッセで開催され、Mnet から誕生したサバイバル番組の日本版「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズ出身のグローバルアイドルグループ・円神(ENJIN)、INI、JO1、OCTPATH、OWVと、TO1（※映像出演）が出演しました。
今回「ChoeChoe」では、15日(日)に開催されたコンサートをレポートします。
開演前に舞台裏から気合い入れの声が漏れ、客席のテンションも高まる中コンサートがスタート。
オープニングは各グループが代表曲のサビパートを披露しました。
全身白色の衣装のINIがメインステージに登場し『Rocketeer』でトップバッターを務め、KCONカラーとグループカラー紫色を基調とした衣装でサブステージに登場したOCTPATHが『IT’S A BOP』を披露。その後、それぞれカラフルなパステルカラーの衣装でメインステージに登場した円神（ENJIN)が『ENJIN』を披露しました。再びサブステージにライトが当たり、黒色×赤色のスタイリッシュな衣装を身にまとったOWVが『UBAUBA 』 で会場を盛り上げました。そしてメインステージには、夏を感じさせる鮮やかな衣装のJO1が登場し、『無限大(INFINITY)』を披露。会場の熱気は一気にヒートアップしました。
コロナ禍の開催のため、ファンたちは歓呼したくてもできない代わりに、準備していたペンライトを振りながら応援しました。
MCは日本を代表する韓流MCの一人である古家正亨と、日本のアイドルグループAKB48のメンバーでIZ*ONE出身・本田仁美の司会で行われました。
MCから今日の意気込みを聞かれると、「会場を盛り上げるように頑張ります」(INI・ 木村柾哉)、「皆さまの心を動かせるパフォーマンスをしたいと思っています」(OCTPATH・古瀬直輝)、「円神（ENJIN)らしいパフォーマンスでエンジン全開で盛り上がっていけるよう頑張ります」(円神・瀧澤翼)、「懐かしい空気を感じている皆さんも沢山いると思いますが、色々なところで頑張っているアーティストが一同に集まっているこのイベント、皆さんも思う存分楽しんで帰ってください」(OWV・本田康祐)「僕たちも気合いを入れていきます！皆さんも是非楽しんで下さい」(JO1・與那城奨) とコメントし、客席に意気込みを伝えました。
OCTPATHトップバッターは今年2月にデビューしたOCTPATH。メインステージでスタンドマイクを使いながら、バラード『Be with you 』で会場を魅了。続いて夏らしいポップな雰囲気の新曲『Perfect』(6月15日発売)を披露しました。
トークでは「マイナスイオンの森から来ました」(四谷真佑)、「日本が生んだカリスマ彫刻」(高橋わたる)、童謡の『どんぐりころころ 』に合わせて「どん栗田」と歌う栗田航兵など、一度聞いたら忘れられないインパクトの強い自己紹介が印象的でした。
メンバーの高橋わたるが韓国語、海帆は英語でグローバルファンにも挨拶し、異なったテイストの楽曲とパフォーマンス、印象に残る紫色の衣装で客席のハートを一気に掴みました。
円神（ENJIN）円神（ENJIN）はサブステージで『TREASURE』を披露。サビパートではタオルを振って会場内を盛り上げました。
その後の自己紹介で各自メンバーカラーを言うも、「衣装の色とメンバーカラーが合っていない」とメンバー自身でツッコミ。しかしMCの古家正亨が「色々な色に染めてくれたステージでしたね」とフォロー。
『Addicted』では激しいダンスとクールなパフォーマンスで違う一面を披露し、その言葉どおり”色々な色に染めたステージ”で会場を魅了しました。
OWVOWVはメインステージに登場し、クールでスタイリッシュな『Sound the Alarm 』で大人の雰囲気が漂う、カリスマ溢れるステージを披露。
会場と客席が一体化する雰囲気の『TALK TALK TALK』ではステージの端から端やサブステージにも移動し、会場全体を盛り上げました。
OWVMCから「今年これだけは絶対やっておきたいことは？」と聞かれるとメンバーの中川勝就が「みんなで旅行に行きたい」と言い、「どこに行きたいか」という話になると「温泉」(中川勝就)、「遊園地」(本田)、「サーフィン」(浦野秀太)、「水族館」(佐野文哉)とバラバラの回答に、MCの古家正亨から「とりあえず水があれば良さそう」とツッコミを入れられる一幕も。「OWV格好良かった人？」と客席を煽り「忘れませんからね。ありがとんこつラーメン！ する、する」というOWV内のお約束ギャグでお礼を言い、トーク力の強さとクールなパフォーマンスにギャップ萌えをする人が続出していました。
2019年にMnetのアイドルオーディション番組「TO BE WORLD KLASS」から誕生したTO1は、韓国で撮影した映像を通じ『No More X』と『Son of Beast』を披露。
TO1は「今後もファンのみなさんと頻繁に会いたいです」と伝えました。
INIビルボードジャパンチャート1位など主要チャートを席巻し、グローバルボーイグループに浮上したINIは、サブステージでデビュー曲『Rocketeer』と、『Dilemma』を披露。激しいダンスと圧巻のパフォーマンスで観客を魅了しました。
その後はMEET＆GREETを通じてさまざまなDUGEUN DUGEUN(日本語でドキドキ)を披露。「前日のKCON公演中に間違えて観客席の扉を開けてしまいドキドキした。」(佐野雄大)、「ドキドキしがちなメンバーは(藤牧)京ちゃん。本場前にいつも気合いが入っているので、”お前ならいけるよ”と励ましている。」(後藤威尊)
その後カメラに向かってDUGEUN DUGEUNするコメントをリレー方式で披露。全員それぞれのフレーズで会場をドキドキさせました。
再びパフォーマンスを披露し、激しいダンスナンバーの『Call 119』と爽やかな雰囲気の『We Are』でINIの魅力をたっぷり魅せて、ステージを大いに盛り上げました。
JO1続いて2020年3月にデビューして以降、発売した5枚のシングルがオリコンデイリーおよびウィークリー、ビルボードジャパンウィークリーおよびHOT100など連続で主要チャート上位圏を占めたJO1のステージ。
JO1『Walk it like I talk it』を披露したあと、16日0時から配信の『Algorithm』を世界最速初披露し、会場は大盛り上がり。同時配信されていたYouTubeチャンネルのコメントも「サプライズ最高」など多くの反響が寄せられました。
MCの本田仁美から「KCONはいかがですか？」と聞かれると、NHK Eテレの『ハングルッ！ナビ』に出演中の河野 純喜が、「ウリJAM (JO1のファン名)サランハンダ！」(男性が使うと、意志の強さや決意の強さなどが伝わってくる「愛してる！」の意味)と叫び、また大平祥生の掛け声で、客席とコール&クラップをして会場全体が一体となりました。
ここでPENTAGONのYUTOがゲスト出演し、川尻蓮がデビュー前にPENTAGONの日本公演でバックダンサーを務めていた縁があり、「当時は黒髪でYUTOさんって言っていたけど今では友達です」と明かしました。
JO1はMEET＆GREETを通じて「帰ってきたプデュオーディション」を行い、2チームに分かれて即興ダンス対決をしました。両チームとも『Rollin’』（Brave Girls）、『 Feel My Rhythm』（Red Velvet）、『SORRY, SORRY』（SUPER JUNIOR）、『Gee 』（少女時代）、『Don’t Wanna Cry』（SEVENTEEN）のダンスでファンを楽しませました。会場の拍手で勝敗が決められず、急遽特別審査員のYUTOが勝者を決めることに。
僅差で勝った”チームガーゼ”のメンバー達(川尻、川西拓実、木全翔也 、白岩瑠姫、鶴房汐恩、與那城)は近くで観たいとサブステージに集合し、負けた”チーム頭脳”(大平、金城碧海、河野、佐藤景瑚、豆原 一成)はダンス対決で使用された曲を倍速で踊り、会場の熱気はヒートアップしました。
各アーティストが影響を受けたK-POPのカバーステージコーナーでは、サブステージにJO1( 川尻 、木全 、金城、河野 、豆原 )が登場しスタート。PENTAGONのYUTOも参加して一緒に『Shine』を披露し、カバーステージをより際立たせました。
INIINIはメインステージで EXOの『Growl』、サブステージではOCTPATHがKep1erの『WA DA DA』を、円神（ENJIN）はIZ*ONEの『Airplane』 をメインステージで披露。
円神（ENJIN）OWVもメインステージでBTSの『IDOL』 、JO1(大平、川西、佐藤、白岩、鶴房、與那城)もメインステージでStray Kidsの『Back Door』を披露 、INI(髙塚大夢、田島将吾、藤牧、尾崎匠海、西洸人、許豊凡、池﨑理人)はサブステージでBTOBの『Missing you』を聴かせ、グローバルファンを熱狂させました。
INIは『Missing you』のパフォーマンス後、MC陣とYUTOとトークへ。INIの田島はデビュー前にYUTOと同じ事務所にいた縁があり、2人の共演について「ステージ上で会えていることが夢のよう」と田島が言うと、会場から拍手が巻き起こりました。
このような共演が観られるのもKCONならでは。
JO1再びJO1のステージがはじまり、『僕らの季節 』と『With Us』を披露。圧巻のステージで会場を魅了しました。
エンディングは出演者全員で、『ツカメ!〜It’s coming〜 』と 『Let Me Fly 〜その未来へ〜 』に合わせて、メインステージ、サブステージ、花道などステージ全体を回りました。
グループの垣根をこえて交流する姿を観て、オーディション番組から応援しているファン達は大興奮。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、大盛況のうちに終演しました。
「KCON 2022 Premiere」は5月20日(金)と21日(土)に「KCON 2022 Premiere in Chicago」と「KCON 2022 Premiere ビューイングパーティー in LA」が開催。秋には日本でもKCONが開催予定とのことです。
今後KCONなどを通して、日本アーティストと韓国アーティストの共演やコラボステージもますます増えることでしょう。今からとても楽しみです。
Text: LALA
